2012年06月20日
玉の柄と竿掛けの製作
6月20日(水)
以前に玉枠を製作しましたが、柄を作っていないので、いまだにデビューできていませんでした。今回はせっかくなので、玉の柄と竿掛けをセットで作ってみることにしました。
今回の竹材はこちら・・・。

そう、良材とはとても言えない、節がボッコリの2m弱の竹・・・
。おまけに節間も40cmくらいあって、まったく様にならないので、とりあえず火入れをしてまっすぐに、そして半分に切って節の出っ張りを削ってみた。

もうこれは、節巻きにしてごまかすしか方法はないと思い、ヒーヒー言いながら糸を巻き続けた(・・・といっても治具とドリルを利用して巻いているので、実は大した作業ではないんです
)。込みも削り、これで基本は完成。

ここからは塗り。口巻き部は以前ウキで使った研ぎだしを竿でもやってみることにした。ただ、研ぎだしは塗りの回数が多いので、結構大変なんです
。おまけに節巻きにしたので、細いところの塗りも多く、やけに時間がかかりました。しかも後半は4号竿の製作と被ってしまい、いつも作業場としていた風呂場は週末は大変な状況に・・・
。

そんな中、なんとか仕上がりました・・・
。

口巻き部のアップ・・・

まあそれなりに研ぎだしはできたのですが、節巻きと研ぎ出し模様の相性がいまいちな気がします・・・
。
竿掛けとしたら、以前に製作したものの方が、アンティークな雰囲気で好きだったりします。でもこちらはセット物なので、気分次第で使い分けようかと思います
。
以前に玉枠を製作しましたが、柄を作っていないので、いまだにデビューできていませんでした。今回はせっかくなので、玉の柄と竿掛けをセットで作ってみることにしました。
今回の竹材はこちら・・・。

そう、良材とはとても言えない、節がボッコリの2m弱の竹・・・


もうこれは、節巻きにしてごまかすしか方法はないと思い、ヒーヒー言いながら糸を巻き続けた(・・・といっても治具とドリルを利用して巻いているので、実は大した作業ではないんです


ここからは塗り。口巻き部は以前ウキで使った研ぎだしを竿でもやってみることにした。ただ、研ぎだしは塗りの回数が多いので、結構大変なんです



そんな中、なんとか仕上がりました・・・


口巻き部のアップ・・・


まあそれなりに研ぎだしはできたのですが、節巻きと研ぎ出し模様の相性がいまいちな気がします・・・

竿掛けとしたら、以前に製作したものの方が、アンティークな雰囲気で好きだったりします。でもこちらはセット物なので、気分次第で使い分けようかと思います

2012年06月12日
週末の出来事
6月12日(火)
この週末は、息子君の土曜参観があったこともあり、まともな釣りはなし・・・
。
でも、まったくやっていないかというとそうではなく
、息子君の友達を連れ稚鮎釣りに行ってきました。エサ、竿、仕掛け・・・と事前準備が大変でした
。

竿といっても、家にころがってた竹
に新聞紙を巻いて、ガムテープでとめただけのもの。6本準備しました(2本は帰りにあげたので写真は4本)。いまどきこんな竹の枝で釣りしてる子どももいないでしょうが、こんなものでも竿になるんだよということを伝えようと作ってみたんです。みんなとりあえず釣れたので、ホッ・・・
。
そして翌日は久しぶりに息子君と須磨水族園へ・・・
。食べ物コーナーに立ち寄ると、その奥ではな・な・な・なんと・・・

「大うんち展」・・・
。いろいろな動物のうんちを展示してるんですが(臭いを嗅ぐことができる展示もあります
)、よりによって食べる場所のすぐ奥なんです。うちの息子君さえ、「ちょっとすごくねえ!
」と言っておりました。
・・・ということで、釣りに行けず、欲求不満がたまりましたので、工作をがんばってしまいました。そして、我が家の風呂場は大変なことに・・・
。

竿掛けと玉網の柄のセット、そして4号竿と、二つ同時にプロジェクトが進行しているので、塗りと乾燥が大変なんです・・・
。
来週末も釣りに行けるかどうか微妙な情勢なんで、その時は工作を進めます
。
この週末は、息子君の土曜参観があったこともあり、まともな釣りはなし・・・

でも、まったくやっていないかというとそうではなく



竿といっても、家にころがってた竹


そして翌日は久しぶりに息子君と須磨水族園へ・・・



「大うんち展」・・・



・・・ということで、釣りに行けず、欲求不満がたまりましたので、工作をがんばってしまいました。そして、我が家の風呂場は大変なことに・・・


竿掛けと玉網の柄のセット、そして4号竿と、二つ同時にプロジェクトが進行しているので、塗りと乾燥が大変なんです・・・

来週末も釣りに行けるかどうか微妙な情勢なんで、その時は工作を進めます

2012年06月05日
園芸竿からへら竿へ
6月4日(月)
そろそろ園芸竿から卒業し、へら竿製作へ・・・
。

写真は園芸竿(3号)です。ホームセンターの園芸コーナーで簡単に入手可能な女竹、篠竹、孟宗竹で竹竿作りを練習してきました。もちろん、これでも十分に釣れるのですが、やはりへら釣りに使うなら、穂先は真竹、穂持ちは高野竹、穂持ち下や手元は矢竹というへら竿仕様で作ってみたいものです。
今回、素材の竹をお裾分けいただいたので、さっそくそれで製作をしてみたいと思います
。園芸竿との違いを感じるためにも同じ8尺前後の竿を作ることにしました。

土曜日は釣りに行かなかったので、一日中製作をしてました。穂先削り、2本仕舞いにするための中抜き、そして火入れ・・・。サイズ的にギリギリまで竹の内側を削らないと2本仕舞いにできなかったので、タコ糸を全体に巻いて竹を補強してからゆっくり慎重に中抜きをしました
。なんとかうまくいったようです。また日をあけて、火入れを何度かして戻りがなくなってから、次の作業に取り掛かりたいと思います。
ところで、この前から作業中のものがあります。まずはこれを先に終わらせなければ・・・
。

先日製作した玉網用の柄と竿掛けセットです。もうすぐ完成のように見えるかもしれませんが、まだ10回くらい塗らないといけませんので、今月中には・・・と思っています
。
=======================================
以下、今回のへら竿の仕様のメモです。
※ 予定竿長: 700+700+650+640-(90+80+70)=2,450(約8尺)
※ 込み元径: 手元は握り手の先部分、他は各々の竿尻部から込み長さ戻った部分の太さ。
※ 込み先径: 各々の込みを削った時の竿尻部の太さ(目標)。
=======================================
そろそろ園芸竿から卒業し、へら竿製作へ・・・


写真は園芸竿(3号)です。ホームセンターの園芸コーナーで簡単に入手可能な女竹、篠竹、孟宗竹で竹竿作りを練習してきました。もちろん、これでも十分に釣れるのですが、やはりへら釣りに使うなら、穂先は真竹、穂持ちは高野竹、穂持ち下や手元は矢竹というへら竿仕様で作ってみたいものです。
今回、素材の竹をお裾分けいただいたので、さっそくそれで製作をしてみたいと思います


土曜日は釣りに行かなかったので、一日中製作をしてました。穂先削り、2本仕舞いにするための中抜き、そして火入れ・・・。サイズ的にギリギリまで竹の内側を削らないと2本仕舞いにできなかったので、タコ糸を全体に巻いて竹を補強してからゆっくり慎重に中抜きをしました

ところで、この前から作業中のものがあります。まずはこれを先に終わらせなければ・・・


先日製作した玉網用の柄と竿掛けセットです。もうすぐ完成のように見えるかもしれませんが、まだ10回くらい塗らないといけませんので、今月中には・・・と思っています

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以下、今回のへら竿の仕様のメモです。
(長さ) | (込み口径) | (込み長) | (込み元径) | (込み先径) | |
手元(4番) | 700 | 9.0 | n/a | 9.8 | n/a |
穂持ち下(3番) | 700 | 6.2 | 90 | 7.6 | 6.8 |
穂持ち(2番) | 650 | 5.0 | 80 | 5.4 | 4.7 |
穂先(1番) | 640 | n/a | 70 | 4.0 | 3.5 |
※ 予定竿長: 700+700+650+640-(90+80+70)=2,450(約8尺)
※ 込み元径: 手元は握り手の先部分、他は各々の竿尻部から込み長さ戻った部分の太さ。
※ 込み先径: 各々の込みを削った時の竿尻部の太さ(目標)。
=======================================
2012年05月30日
職人技
5月30日(水)
最近へら釣り用に竹竿作りを始めたばかりですが、YouTubeで関連動画がないかと調べているとへら竿の製作に関するものはあまり出てきませんが、和竿ではいろいろと出てきます。その中でもひとつご紹介したいと思います。
これを見ると製作中に疑問に思っていたところが、一目瞭然でした。百聞は一見にしかず
。それにしてもスゴイ技です。穂先削りなんて、カンナでなくて小刀でそのまま削ってるし・・・
。
【下町に息づく伝統の技 江戸和竿1/3】
続きはこちらから・・・
【下町に息づく伝統の技 江戸和竿2/3 】
【下町に息づく伝統の技 江戸和竿3/3】
竹の火入れだとか、処理を調べていると、和竿や丸竹フライロッドなどの釣り関連以外に竹笛や弓矢の製作に関するものが出てきます。昔は下級武士が弓矢を作っていたそうですが、道具や材料が同じなので、竹笛や釣り竿も同時に作っていたのではないでしょうか・・・。こちらの動画は弓矢の製作ですが、これを見ると、製作工程や技が釣り竿作りと共通であることがわかります。なかなか興味深いです。
【弓矢1/3】
続きはこちらから・・・
【弓矢2/3】
【弓矢3/3】
和竿も弓矢作りも奥深いものですが、技術の継承者は多くはないでしょうから、どうなっていくのでしょうか・・・。こういった伝統工芸がなくならいように願っています。
最近へら釣り用に竹竿作りを始めたばかりですが、YouTubeで関連動画がないかと調べているとへら竿の製作に関するものはあまり出てきませんが、和竿ではいろいろと出てきます。その中でもひとつご紹介したいと思います。
これを見ると製作中に疑問に思っていたところが、一目瞭然でした。百聞は一見にしかず


【下町に息づく伝統の技 江戸和竿1/3】
続きはこちらから・・・
【下町に息づく伝統の技 江戸和竿2/3 】
【下町に息づく伝統の技 江戸和竿3/3】
竹の火入れだとか、処理を調べていると、和竿や丸竹フライロッドなどの釣り関連以外に竹笛や弓矢の製作に関するものが出てきます。昔は下級武士が弓矢を作っていたそうですが、道具や材料が同じなので、竹笛や釣り竿も同時に作っていたのではないでしょうか・・・。こちらの動画は弓矢の製作ですが、これを見ると、製作工程や技が釣り竿作りと共通であることがわかります。なかなか興味深いです。
【弓矢1/3】
続きはこちらから・・・
【弓矢2/3】
【弓矢3/3】
和竿も弓矢作りも奥深いものですが、技術の継承者は多くはないでしょうから、どうなっていくのでしょうか・・・。こういった伝統工芸がなくならいように願っています。
2012年05月23日
削り穂改良
5月22日(火)
先日真ん中でパキッと逝った穂先ですが、まずは塗装をはがしてみました。

やはりここかと・・・
。ここは節のすぐ下で、電動ドリルにはさんで紙ヤスリで削った時に削り過ぎたところなんです。節の部分を削ろうと紙ヤスリをあてていると節は硬いので、その周辺のやわらかいところが、どんどん削れてしまっていました・・・
。その結果、節より細く弱そうなので気になっていました。
おまけにインターネットで調べていると、通常は真竹の最良の部分でない限り、折れやすい節前後は糸を巻いて補強するのだということもわかりました。更に、わたしの使っている孟宗竹は真竹と似ているが、ポキポキとよく折れるため、竹細工などには向かない・・・
・・・そうです。
・・・といっても真竹は今は持ってないので、手持ちの孟宗竹で再度挑戦。前回はドリルに咥えさせて60番の紙ヤスリを使った時に削りすぎたので、今回は400番を使った仕上げだけにしました。仕上げ直前まで削り金具と平ヤスリで丁寧に削り込みました。下の写真の削り金具ですが、今回は刃をダイヤモンドヤスリでさらに磨くと、数段削りやすくなりました。

節前後は糸を巻いて補強。火入れは三度ほど。元側の太い部分はいつものガスコンロで、そして穂先の細い部分はヘアアイロンでじっくりと(温度管理ができる)慎重にやりました。

塗りはまずウレタンで糸決め、再度ウレタンを塗り、その上から黒のうるしを4度塗り、さらに仕上げにウレタンを塗って完成としました
。
「あっ、・・・
」

「・・・・・・・
」
そう、一旦完成はしたんです。そして、金属磨き粉のピカットで磨いて、テカりを落とそうとしたんです。古いTシャツにピカットを少量とり、下から上へゴシゴシと・・・
。Tシャツの袖が穂先にひっかかっているのも知らず、ゴシゴシと・・・
「ポキッ
」
一度も使わずに折れました・・・
。心も折れそうになりましたが、熱い怒り
のエネルギーが燃え盛る内に次の穂先の仕込みに突入し、一気にここまで仕上げました。作業が慣れてきて早くなったので、ついでに予備も途中まで削りました。ただ前回より、さすがに手抜きです・・・
。

穂先が硬いと折れやすい気がしたので、今回は今までで一番細くしてみました。また、折れるのか・・・これでダメなら次はさすがに真竹だな・・・
。
先日真ん中でパキッと逝った穂先ですが、まずは塗装をはがしてみました。

やはりここかと・・・


おまけにインターネットで調べていると、通常は真竹の最良の部分でない限り、折れやすい節前後は糸を巻いて補強するのだということもわかりました。更に、わたしの使っている孟宗竹は真竹と似ているが、ポキポキとよく折れるため、竹細工などには向かない・・・

・・・といっても真竹は今は持ってないので、手持ちの孟宗竹で再度挑戦。前回はドリルに咥えさせて60番の紙ヤスリを使った時に削りすぎたので、今回は400番を使った仕上げだけにしました。仕上げ直前まで削り金具と平ヤスリで丁寧に削り込みました。下の写真の削り金具ですが、今回は刃をダイヤモンドヤスリでさらに磨くと、数段削りやすくなりました。

節前後は糸を巻いて補強。火入れは三度ほど。元側の太い部分はいつものガスコンロで、そして穂先の細い部分はヘアアイロンでじっくりと(温度管理ができる)慎重にやりました。

塗りはまずウレタンで糸決め、再度ウレタンを塗り、その上から黒のうるしを4度塗り、さらに仕上げにウレタンを塗って完成としました


「あっ、・・・


「・・・・・・・

そう、一旦完成はしたんです。そして、金属磨き粉のピカットで磨いて、テカりを落とそうとしたんです。古いTシャツにピカットを少量とり、下から上へゴシゴシと・・・

「ポキッ

一度も使わずに折れました・・・




穂先が硬いと折れやすい気がしたので、今回は今までで一番細くしてみました。また、折れるのか・・・これでダメなら次はさすがに真竹だな・・・

タグ :削り穂
2012年05月17日
造り節(お試し編)
5月17日(木)
竿掛けや玉網の柄など、小節の竹が好まれますが、なかなか入手することはできません。仮に竹材店で購入できたとしても希少価値もあり、かなりお高いです
。
先日購入した本です。合成竿、ウキ、万力、玉枠、竿掛けなど、へら道具の作り方が書いてあります。これ一冊ですべて作れるということはないかもしれませんが、自作を始めた人にとってはヒントがたくさん書いてあり、すごく役に立っています。

この本の中で、造り節という手法が紹介されています。竹の節のないところに人工的に節を作るんです。難しいかなと思いましたが、ちょっとお試しに作ってみると・・・

想像以上にうまくできてしまいました
。
竹の芽の部分も削ってつくりました。節部分の盛り上げたところをきれいに見せるために、今回は合成うるしの「透」色を塗って下が透けないようにしました。
本番で使うにはまだ改善余地がありそうです
。
竿掛けや玉網の柄など、小節の竹が好まれますが、なかなか入手することはできません。仮に竹材店で購入できたとしても希少価値もあり、かなりお高いです

先日購入した本です。合成竿、ウキ、万力、玉枠、竿掛けなど、へら道具の作り方が書いてあります。これ一冊ですべて作れるということはないかもしれませんが、自作を始めた人にとってはヒントがたくさん書いてあり、すごく役に立っています。

この本の中で、造り節という手法が紹介されています。竹の節のないところに人工的に節を作るんです。難しいかなと思いましたが、ちょっとお試しに作ってみると・・・


想像以上にうまくできてしまいました

竹の芽の部分も削ってつくりました。節部分の盛り上げたところをきれいに見せるために、今回は合成うるしの「透」色を塗って下が透けないようにしました。
本番で使うにはまだ改善余地がありそうです

タグ :造り節
2012年05月15日
ポンプ絞り台の製作
5月13日(日)
先日工作予定を書いた中で、玉網の枠は終了しましたので、次はポンプ絞り台の製作です。
土台と柱の材料は先日玉網の枠に使った割れやすい栂(ツガ)です
。ハンドル部は家に余っていたヒノキの端切れです。土台部分は幅60mm・厚さ24mm・長さ150mmで、底面が30×30mmの角柱を差し込むための穴と、ポンプを置く穴(写真では浅いですが、実際には深い穴、直径40mm)をあけました。写真左は前回の玉枠製作中のものです。

そして、穴に角柱を差し込んでみると・・・
・・・角柱の底面が正方形ではなくひし形に歪んでいるではありませんか・・・
。購入の際にきちんと調べるべきでした。仕方ないので、角柱を削り入るようにして、おがくずとエポキシボンドで大きな隙間を埋めました
。

可動部分ですが、木に直接ボルトを刺すと木が削れて劣化が早いので、角柱とハンドル部分には5mmの穴をあけて、アルミパイプ(外径5mm、内径4mm)を通しました。芯材は4mmのステンレスボルトと蝶ネジを使用します。仮組みしてみました
。

ドリルを手に持って穴をあけているので、穴をまっすぐにあけるのが大変でしたが、少し芯材のボルトの中央部分を削るとスムーズに動くようになりました
。
そして次は色塗りです。下の写真はすでに3度塗りを終えたところですが、ハンドル部分と土台部分の色がかなり違います。同じ塗料を塗っているので、おそらく素材の色が少し違うせいだと思います。最終的には5度塗り+ウレタン塗装しましたが、少し色を変えてあわせていきました。

話は少し脱線しますが、わたしが塗りをする時には写真の①~⑥のものを準備しています。これがあるとかなり作業がはかどります。
①風呂のフタの上で塗りをしていますので、新聞紙や広告を広げます。
②絵皿を掃除する際、また万一のはみ出しにも即対応できるようにキッチンペーパーを準備。
③使用後のキッチンペーパーは溶剤の臭いとうるしがついているので、即ビニール袋で処理。
④絵皿で混ぜます。これがあれば後の筆の掃除も楽です。
⑤スポイトを使用するようになってから、無駄もなくなり、濃さの調整も簡単に!
⑥どこを持って塗るか、またどのように乾かすかを事前に決めておきます。そのために必要な持ち手や洗濯バサミ、かける糸なども準備万端にしておく必要があります。これ最重要
。
塗りが終わった後は、絵皿や筆を溶剤できれいにして、キッチンペーパーでふき取って終了です。そして出来上がったのがこちら。底面には滑り止めのゴムを貼りました。

ポンプの差し込み穴の底には水抜き穴もあけました。

一番下まで降ろした時の感じです。

対して、こちらは一番上まであげた時。

ヤスリがけで手を抜いてしまったので、少々デコボコがあり、塗装をテカらせると波打って美しくないので、金属磨きのピッカトでつや消しにしました。とりあえず、これで完成です
。
今回角柱を使いましたが、市販品と同様に円柱を使った方が簡単だと思います。角柱だとぴったりの穴を土台にあけるのに苦労しますが、円柱だとそのサイズのドリルを買ってしまえば簡単です。おまけにハンドル取り付けの際に側面の抵抗が少ないので、若干穴が曲がっていても問題なく可動すると思います。まあ、次に作ることは当分なさそうですが・・・
。
次の工作は折れた穂先の検証と新たな穂先作りからです・・・
。
先日工作予定を書いた中で、玉網の枠は終了しましたので、次はポンプ絞り台の製作です。
土台と柱の材料は先日玉網の枠に使った割れやすい栂(ツガ)です


そして、穴に角柱を差し込んでみると・・・




可動部分ですが、木に直接ボルトを刺すと木が削れて劣化が早いので、角柱とハンドル部分には5mmの穴をあけて、アルミパイプ(外径5mm、内径4mm)を通しました。芯材は4mmのステンレスボルトと蝶ネジを使用します。仮組みしてみました


ドリルを手に持って穴をあけているので、穴をまっすぐにあけるのが大変でしたが、少し芯材のボルトの中央部分を削るとスムーズに動くようになりました

そして次は色塗りです。下の写真はすでに3度塗りを終えたところですが、ハンドル部分と土台部分の色がかなり違います。同じ塗料を塗っているので、おそらく素材の色が少し違うせいだと思います。最終的には5度塗り+ウレタン塗装しましたが、少し色を変えてあわせていきました。

話は少し脱線しますが、わたしが塗りをする時には写真の①~⑥のものを準備しています。これがあるとかなり作業がはかどります。
①風呂のフタの上で塗りをしていますので、新聞紙や広告を広げます。
②絵皿を掃除する際、また万一のはみ出しにも即対応できるようにキッチンペーパーを準備。
③使用後のキッチンペーパーは溶剤の臭いとうるしがついているので、即ビニール袋で処理。
④絵皿で混ぜます。これがあれば後の筆の掃除も楽です。
⑤スポイトを使用するようになってから、無駄もなくなり、濃さの調整も簡単に!
⑥どこを持って塗るか、またどのように乾かすかを事前に決めておきます。そのために必要な持ち手や洗濯バサミ、かける糸なども準備万端にしておく必要があります。これ最重要

塗りが終わった後は、絵皿や筆を溶剤できれいにして、キッチンペーパーでふき取って終了です。そして出来上がったのがこちら。底面には滑り止めのゴムを貼りました。

ポンプの差し込み穴の底には水抜き穴もあけました。

一番下まで降ろした時の感じです。

対して、こちらは一番上まであげた時。

ヤスリがけで手を抜いてしまったので、少々デコボコがあり、塗装をテカらせると波打って美しくないので、金属磨きのピッカトでつや消しにしました。とりあえず、これで完成です

今回角柱を使いましたが、市販品と同様に円柱を使った方が簡単だと思います。角柱だとぴったりの穴を土台にあけるのに苦労しますが、円柱だとそのサイズのドリルを買ってしまえば簡単です。おまけにハンドル取り付けの際に側面の抵抗が少ないので、若干穴が曲がっていても問題なく可動すると思います。まあ、次に作ることは当分なさそうですが・・・

次の工作は折れた穂先の検証と新たな穂先作りからです・・・

タグ :ポンプ絞り台
2012年05月08日
へら玉枠の製作
5月7日(火)
以前に工作予定を書いた中で、玉網の枠と絞り台の作業をGW中に進めて、まず玉網の枠が完成しました。絞り台はもう少しですので、今回は玉網の枠の製作過程を少々記録しておきます(絞り台はこちら)。
まず、材料ですが、工作予定に書いたように100円で購入した玉枠の輪の部分と木から削って作る込みの部分を合体させることにしました。いわゆる合成木枠というやつです。
込みの部分の木は、ホームセンターで見つけた栂(ツガ)。特にこだわったわけではなく、単に思っていたサイズの木材がこれしかなかったからなんですが、作業を進めていくとどうやら割れやすい材質のようで、カンナをかけてひっかかると簡単に割れてしまいました。それゆえ、結構苦労することに・・・・
。とにかく、この木材をだいたいの形にのこぎりで切りました(右は絞り台用です)。

次にカンナ、平ヤスリ、ナイフを使って形を整えていきます。

そして、穴をあけて輪の部品を差し込み合体
。接着はエポキシボンドを使用しました。単純に差し込んだだけですが、隙間をすべてエポキシで埋めたこともあり、結構な強度があるような気がします
。

込みの部分をアップにした写真ですが、ここも割れました。瞬間接着剤で補修しています。これ以外にも細かい部分がパキパキと・・・
。そのために予定より横幅が小さくなりました。輪の部分との段差を小さくして継ぎ目をスムーズにするつもりだったのですが、これだけパキパキと割れると間違いなく更に割れそうだったので、強度重視で厚みを残しました
。

そして、塗りですが、まずウレタンで下塗りしてから、うるしの紅溜(ベニダメ)を3度、そして仕上げに再度ウレタンを塗り、竿同様に金属磨きのピカットで表面のざらつきを取り、コンパウンドで磨いて仕上げました
。

そして、網を取りつけて完了です。この玉網枠の強度もわからないので、網はとりあえず安価なもの(確か600円程度だったかと・・・)を使っています。取り付け糸は、イカリ印竿巻糸の2号(中)が家にあったので、それを使用。

輪部分との段差を目立たなくするために境目に籐を巻こうかと思っていましたが、強度には関係ないので、まずはシンプルにこのままで使ってみようと思います。ただ、この枠に合う玉網の柄を作らないとデビューできないのですが・・・
。
以前に工作予定を書いた中で、玉網の枠と絞り台の作業をGW中に進めて、まず玉網の枠が完成しました。絞り台はもう少しですので、今回は玉網の枠の製作過程を少々記録しておきます(絞り台はこちら)。
まず、材料ですが、工作予定に書いたように100円で購入した玉枠の輪の部分と木から削って作る込みの部分を合体させることにしました。いわゆる合成木枠というやつです。
込みの部分の木は、ホームセンターで見つけた栂(ツガ)。特にこだわったわけではなく、単に思っていたサイズの木材がこれしかなかったからなんですが、作業を進めていくとどうやら割れやすい材質のようで、カンナをかけてひっかかると簡単に割れてしまいました。それゆえ、結構苦労することに・・・・


次にカンナ、平ヤスリ、ナイフを使って形を整えていきます。

そして、穴をあけて輪の部品を差し込み合体



込みの部分をアップにした写真ですが、ここも割れました。瞬間接着剤で補修しています。これ以外にも細かい部分がパキパキと・・・



そして、塗りですが、まずウレタンで下塗りしてから、うるしの紅溜(ベニダメ)を3度、そして仕上げに再度ウレタンを塗り、竿同様に金属磨きのピカットで表面のざらつきを取り、コンパウンドで磨いて仕上げました


そして、網を取りつけて完了です。この玉網枠の強度もわからないので、網はとりあえず安価なもの(確か600円程度だったかと・・・)を使っています。取り付け糸は、イカリ印竿巻糸の2号(中)が家にあったので、それを使用。

輪部分との段差を目立たなくするために境目に籐を巻こうかと思っていましたが、強度には関係ないので、まずはシンプルにこのままで使ってみようと思います。ただ、この枠に合う玉網の柄を作らないとデビューできないのですが・・・

タグ :玉網の枠
2012年05月02日
工作予定
5月2日(水)
最近釣り具の自作にはまっておりますが、作りたいものの待ちの列がずらーっと・・・
。その一部をご紹介
。
【絞り台】
まずはポンプの絞り台。今はとりあえずのものを作って使っているのですが、もう少しかっこいいやつを作りたいと思っています。適当に木を切って作ろうかと思いましたが、削る工程なども多く、失敗すると時間の無駄になってしまうので、少しだけ下準備を・・・
。

手元にある木材の大きさにあわせて牛乳パックを切って、基本構造の確認です。面倒だったので、かなり適当ですが、イメージはわきました。高さを調整できるようにしようかと思っていましたが、1日の釣りで大量にインスタントウドンを作ることもないので、必要なさそうです。
【平キリ】
以前に作った平キリですが、3号竿を製作/補修するのに必要なサイズのみ作ったので、虫食い状態です。2mmから12mm程度まで0.2mm単位で揃えようと準備中です。8mmまでの不足分はすでに熱して叩いて平らにしています
。

太い物は、熱して叩くのも大変なので、後回しになっています。とりあえず、写真の平らにしたものを削って、焼き入れをして、刃を付けることからやろうと思っています。
【玉網の枠】
現在使用しているものは、インターネットの写真と店で実物を見て、適当に考えて作ったものですが、このまえ誤って踏んでしまい、込みの上部に割れが入ってしまいました
。まずはそれを修理してます。

割れの入った部分に糸を巻いて補強。まあ、そもそも糸を巻いていなかったのが失敗なのですが、製作当時の1月は竹で物を作ることを始めたばかりでしたので、いまいち扱いがわかっていませんでした。あとは網を取り付けている糸を結びなおして、終了です。
最近こどもとも一緒にヘラに行っていることもあり、もうひとつ予備枠を作っておこうと準備中です。

こちらは、上○屋で見つけた100円の玉網の枠(割れが入っていたり、かなりショボい作りのものです)を材料にして、製作予定です。枠が大きすぎるので、柄の部分を切り取り、直径を30cmにして、新たに柄の部分を別の木で作りなおして完成させる予定です。
【その他】
これ以外にも、お膳(すでに万力部分の部品は入手)とか、玉網の柄の作りなおしとか、針はずしとか・・・・いっぱいあり過ぎてどうしていいかわかりません・・・
。
最近釣り具の自作にはまっておりますが、作りたいものの待ちの列がずらーっと・・・


【絞り台】
まずはポンプの絞り台。今はとりあえずのものを作って使っているのですが、もう少しかっこいいやつを作りたいと思っています。適当に木を切って作ろうかと思いましたが、削る工程なども多く、失敗すると時間の無駄になってしまうので、少しだけ下準備を・・・


手元にある木材の大きさにあわせて牛乳パックを切って、基本構造の確認です。面倒だったので、かなり適当ですが、イメージはわきました。高さを調整できるようにしようかと思っていましたが、1日の釣りで大量にインスタントウドンを作ることもないので、必要なさそうです。
【平キリ】
以前に作った平キリですが、3号竿を製作/補修するのに必要なサイズのみ作ったので、虫食い状態です。2mmから12mm程度まで0.2mm単位で揃えようと準備中です。8mmまでの不足分はすでに熱して叩いて平らにしています


太い物は、熱して叩くのも大変なので、後回しになっています。とりあえず、写真の平らにしたものを削って、焼き入れをして、刃を付けることからやろうと思っています。
【玉網の枠】
現在使用しているものは、インターネットの写真と店で実物を見て、適当に考えて作ったものですが、このまえ誤って踏んでしまい、込みの上部に割れが入ってしまいました


割れの入った部分に糸を巻いて補強。まあ、そもそも糸を巻いていなかったのが失敗なのですが、製作当時の1月は竹で物を作ることを始めたばかりでしたので、いまいち扱いがわかっていませんでした。あとは網を取り付けている糸を結びなおして、終了です。
最近こどもとも一緒にヘラに行っていることもあり、もうひとつ予備枠を作っておこうと準備中です。

こちらは、上○屋で見つけた100円の玉網の枠(割れが入っていたり、かなりショボい作りのものです)を材料にして、製作予定です。枠が大きすぎるので、柄の部分を切り取り、直径を30cmにして、新たに柄の部分を別の木で作りなおして完成させる予定です。
【その他】
これ以外にも、お膳(すでに万力部分の部品は入手)とか、玉網の柄の作りなおしとか、針はずしとか・・・・いっぱいあり過ぎてどうしていいかわかりません・・・

2012年04月30日
削り穂製作
4月30日(月)
3号竿の穂先の根元が折れたので(ついでに穂持ちの継ぎ口も割ってしまいましたが・・・)、再度穂先(+穂持ち)作りなおしです。今回折れた部分をよく見ると、火入れを失敗して焦げている部分でした。固着を恐れて、しっかり差し込まなかったこともあり、この焦げた部分がちょうど一番力のかかる口の部分にあたっていたようです。細い竹は、火入れをしていると急激に温度が上がるためだと思いますが、突然焦げるので、弱火でゆっくりやらないとだめですね・・・
。
さて、穂先製作ですが、以前作り方を詳細に記録するのを忘れたので、今回は記録しておきます。まず、材料ですがホームセンターで真竹の切ったものを購入。前回の写真ですが、これです。

実は真竹と思っていたのですが、調べると節が一重なのは孟宗竹(竿作りにはB級品?)だそうです
。まあ、とりあえず使えるし、手近で安価なのでOKでしょう。
この竹を1cm程度に細く切って(割ろうと思ったのですが、なかなかうまく割れないので、のこぎりで切りました)、ざっとカンナを掛けたのが上の写真の真ん中のものです。節の出っ張りはざっと削りましたが、その後何度か火入れを行うとともに、節部分を火で炙って万力に軽く挟み、繊維が通るように圧縮しておきました。
そして、カンナを使って、竹の表面は残すようにまず四角柱を作っていきます。この四角柱をまっすぐにしかも太さを安定して作ると後が楽になります。四角柱ができたら、まず火入れをしてから、次に四角推にカンナで削りました。ここで作ったものがほぼそのまま穂先のイメージなので、特に慎重にまっすぐとテーパーを意識して削ります。穂先1.2mm程度、元部分4mm程度を目途にしていますので、四角推は1mm程度加えた穂先一辺2.5mm、元一辺5mm程度に仕上げました。
カンナを使う時の注意ですが、竹の繊維が手に刺さりやすいので、素手や軍手は危険です(一度刺さりました・・・
)。わたしはスキー用の手袋をはめてやってます。四角推ができた後には、またまた火入れをしてまっすぐにしておきました。

今度は、四角推から八角錐にします。木に彫刻刀でV字の溝を掘りそこに四角推の角を置いて、八角錐に削ります。カンナでも良いのですが、わたしの場合余分が1mmしかないので、つい削り過ぎてしまいそうなので、平ヤスリを使って削りました。

今度は八角錐から円錐にします。100円ショップで購入した園芸用道具(土を掘り起こすもののように見えますが、何かは知りません)にダイヤモンド丸ヤスリでU字に溝をつけ、それを万力に挟んで、竹を溝に入れて手前に引くと角が取れて円錐ができます。

下がこの段階でできあがった円錐ですが、竹の表皮の部分はできるだけ削らないようにしています(表皮に強度があるらしいです)。

この作業がほば完了という時に先っぽを20cmほどポキッとやってしまいました。慣れてきたので調子に乗って勢いよく往復でゴシゴシ削っていたせいです・・・
。でも手元側に余裕があったので、予定より仕上がりを3~4cm短くすれば何とかなりそうです。ただ、穂先の全長の中に節がひとつだけの予定が二つ入ってしまいます。そして、元部分から少々削りなおしを余儀なくされましたが、なんとか作業は終了
。
そして、再び火入れ。それからドリルチャックに元部分を噛ませ、回転させながらサンドペーパーの60番、150番、240番と使って削りを終了。全体にさっとウレタンで下塗りして乾燥させ、先にリリアンをはめて糸で巻いて固定。その上にウレタンを塗って糸決めしました。

そして、今度は黒のうるしを2度塗り、軽くサンドペーパーの600番で水研ぎして、仕上げにうるしの本透明に透明を混ぜたものを塗り、金属磨きのピカットでテカりと表面を均すために軽く磨き、コンパウンドで磨いて完成しました
。

穂持ちも同時に完成したので、3号竿の復活です
。前回の3号竿より、穂持ちも少し太く、穂先の元径も太いので、穂先のテーパーはきつくなっています。硬調子の予定です。さて、実釣が楽しみです・・・
。
ところで、この3号竿、製作中に3番の穂持ち下を割ってしまったので、代わりの竹を使い、今回1番の穂先を折り、2番の穂持ちを割ったので、作り直しを余儀なくされました。つまり、最初設計段階から生き延びているのは、4番の手元だけだったりします・・・
。
3号竿の穂先の根元が折れたので(ついでに穂持ちの継ぎ口も割ってしまいましたが・・・)、再度穂先(+穂持ち)作りなおしです。今回折れた部分をよく見ると、火入れを失敗して焦げている部分でした。固着を恐れて、しっかり差し込まなかったこともあり、この焦げた部分がちょうど一番力のかかる口の部分にあたっていたようです。細い竹は、火入れをしていると急激に温度が上がるためだと思いますが、突然焦げるので、弱火でゆっくりやらないとだめですね・・・

さて、穂先製作ですが、以前作り方を詳細に記録するのを忘れたので、今回は記録しておきます。まず、材料ですがホームセンターで真竹の切ったものを購入。前回の写真ですが、これです。

実は真竹と思っていたのですが、調べると節が一重なのは孟宗竹(竿作りにはB級品?)だそうです

この竹を1cm程度に細く切って(割ろうと思ったのですが、なかなかうまく割れないので、のこぎりで切りました)、ざっとカンナを掛けたのが上の写真の真ん中のものです。節の出っ張りはざっと削りましたが、その後何度か火入れを行うとともに、節部分を火で炙って万力に軽く挟み、繊維が通るように圧縮しておきました。
そして、カンナを使って、竹の表面は残すようにまず四角柱を作っていきます。この四角柱をまっすぐにしかも太さを安定して作ると後が楽になります。四角柱ができたら、まず火入れをしてから、次に四角推にカンナで削りました。ここで作ったものがほぼそのまま穂先のイメージなので、特に慎重にまっすぐとテーパーを意識して削ります。穂先1.2mm程度、元部分4mm程度を目途にしていますので、四角推は1mm程度加えた穂先一辺2.5mm、元一辺5mm程度に仕上げました。
カンナを使う時の注意ですが、竹の繊維が手に刺さりやすいので、素手や軍手は危険です(一度刺さりました・・・


今度は、四角推から八角錐にします。木に彫刻刀でV字の溝を掘りそこに四角推の角を置いて、八角錐に削ります。カンナでも良いのですが、わたしの場合余分が1mmしかないので、つい削り過ぎてしまいそうなので、平ヤスリを使って削りました。

今度は八角錐から円錐にします。100円ショップで購入した園芸用道具(土を掘り起こすもののように見えますが、何かは知りません)にダイヤモンド丸ヤスリでU字に溝をつけ、それを万力に挟んで、竹を溝に入れて手前に引くと角が取れて円錐ができます。

下がこの段階でできあがった円錐ですが、竹の表皮の部分はできるだけ削らないようにしています(表皮に強度があるらしいです)。

この作業がほば完了という時に先っぽを20cmほどポキッとやってしまいました。慣れてきたので調子に乗って勢いよく往復でゴシゴシ削っていたせいです・・・


そして、再び火入れ。それからドリルチャックに元部分を噛ませ、回転させながらサンドペーパーの60番、150番、240番と使って削りを終了。全体にさっとウレタンで下塗りして乾燥させ、先にリリアンをはめて糸で巻いて固定。その上にウレタンを塗って糸決めしました。

そして、今度は黒のうるしを2度塗り、軽くサンドペーパーの600番で水研ぎして、仕上げにうるしの本透明に透明を混ぜたものを塗り、金属磨きのピカットでテカりと表面を均すために軽く磨き、コンパウンドで磨いて完成しました


穂持ちも同時に完成したので、3号竿の復活です


ところで、この3号竿、製作中に3番の穂持ち下を割ってしまったので、代わりの竹を使い、今回1番の穂先を折り、2番の穂持ちを割ったので、作り直しを余儀なくされました。つまり、最初設計段階から生き延びているのは、4番の手元だけだったりします・・・

2012年04月25日
竿掛けの製作 (後編)
4月25日(水)
さて、竿掛けの後編(前編はこちら)です。
【塗装3日目】
この前乾漆粉がうまくいかなかったので、再挑戦です。今度は、黒色の乾漆粉も作りました。作り方は黄色の時と同じです。これで下地の黒が乾漆粉の隙間から見えなくとも、色に黒が混じります。事前にすべての色を混ぜました。金粉も少し多めに・・・
。

そして、乾漆粉の接着材としての役割の黒うるしですが、これも今回は一液性の透明ウレタンに変えてやってみることにしました。うまく着いたような気がします
。

【塗装4日目】
翌日の朝には乾漆粉の隙間を埋めるためにウレタンを塗って、昼には乾いていたので、もう一度塗りました。そして、夕方に400番で水研ぎ。そしてその上から、再度ウレタンを塗って本日終了。
【塗装5日目】
次の日の朝、まずは400番で水研ぎです。

曇ったようになった部分はほぼ平らになっているところです。赤マル部分には光った部分がありますが、これはまだ段差がある部分です。機能的には問題ないのですが、もう少しきれいに仕上げるために、あと1~2回は塗装と水研ぎをやる必要がありそうです。
水研ぎで籐の部分の色が少し剥げすぎましたので、うるしを指先につけて塗布。それ以外の竿全体にうるしの本透明を塗りました。そして夜になり、乾燥しているようなので、早速1000番のサンドペーパーで軽く水研ぎをするとまだ少し段差がありますが、この程度でOKでしょ・・・ということで、仕上げにうるしの本透明を竿全体に塗って就寝
。
【塗装6日目】
いよいよ最終仕上げです。このままだとピカピカ過ぎるので、七分程度程に上品に
光らせようと、家にあった金属磨きのピカット(よく皆さんがつかっているにはピカールというもののようです)でさーっとこすると簡単につや消しになりました。このままでも結構いい感じなのですが、もう少し光沢を出すために研磨フィルムの4000番と8000番で水研ぎ(今回は研磨フィルムを使いましたが、竹はデコボコのある曲面なのでコンパウンドの方が使いやすいです)。そして、塗装はこれにて完了。最後に口栓は竹を2重にして木工用ボンドで接着し、削って作成。竿掛けの完成です
。
まずは全体像の写真
。

そして手元のアップの写真
。

3号竿の持ち手と同じ色目にする予定ではなかったのですが、やはり赤色は塗装をしていくと存在感がなくなってしまい、3号竿の時とほぼ同じになってしまいましたので、並べて写真を撮りました。少し暗い赤を使っているからでしょう。次の機会にはもう少し派手な赤を混ぜてみたいと思います。
口糸を巻いた部分ですが、糸決めでウレタン1回、糸目を消すために黒色うるしを3回、乾漆粉を接着するのにウレタン1回、隙間を埋めるのに2回、そして水研ぎ、さらにウレタンを1回と水研ぎ、そして仕上げにうるしの本透明を2回と水研ぎ・・・と合計で10回も塗ったことになります。かなり手間がかかりました
。
わたしのように乾燥が待てない人は、薄く塗ること(薄く何度も塗る方が厚く塗るより乾燥もはるかに早いし、仕上げもきれいです)とウレタンを要所要所で使うことで(うるしよりも乾燥が早いので)、少しは早く仕上がります。でも乾燥する前に重ね塗りすると塗装がしわになったりするようなので、ご注意ください。塗装も慣れてくると、一回の作業が準備から片づけまで10~15分ほどしかかかりませんので、朝と夜に塗って、昼と夜中に乾燥させれば、作業が結構進みます。
ところでこの竿掛けはテーパーのない竹なので、どちらかというと玉網の柄向きだったかもしれません。改造しようかな・・・
。
さて、竿掛けの後編(前編はこちら)です。
【塗装3日目】
この前乾漆粉がうまくいかなかったので、再挑戦です。今度は、黒色の乾漆粉も作りました。作り方は黄色の時と同じです。これで下地の黒が乾漆粉の隙間から見えなくとも、色に黒が混じります。事前にすべての色を混ぜました。金粉も少し多めに・・・


そして、乾漆粉の接着材としての役割の黒うるしですが、これも今回は一液性の透明ウレタンに変えてやってみることにしました。うまく着いたような気がします


【塗装4日目】
翌日の朝には乾漆粉の隙間を埋めるためにウレタンを塗って、昼には乾いていたので、もう一度塗りました。そして、夕方に400番で水研ぎ。そしてその上から、再度ウレタンを塗って本日終了。
【塗装5日目】
次の日の朝、まずは400番で水研ぎです。

曇ったようになった部分はほぼ平らになっているところです。赤マル部分には光った部分がありますが、これはまだ段差がある部分です。機能的には問題ないのですが、もう少しきれいに仕上げるために、あと1~2回は塗装と水研ぎをやる必要がありそうです。
水研ぎで籐の部分の色が少し剥げすぎましたので、うるしを指先につけて塗布。それ以外の竿全体にうるしの本透明を塗りました。そして夜になり、乾燥しているようなので、早速1000番のサンドペーパーで軽く水研ぎをするとまだ少し段差がありますが、この程度でOKでしょ・・・ということで、仕上げにうるしの本透明を竿全体に塗って就寝

【塗装6日目】
いよいよ最終仕上げです。このままだとピカピカ過ぎるので、七分程度程に上品に


まずは全体像の写真


そして手元のアップの写真


3号竿の持ち手と同じ色目にする予定ではなかったのですが、やはり赤色は塗装をしていくと存在感がなくなってしまい、3号竿の時とほぼ同じになってしまいましたので、並べて写真を撮りました。少し暗い赤を使っているからでしょう。次の機会にはもう少し派手な赤を混ぜてみたいと思います。
口糸を巻いた部分ですが、糸決めでウレタン1回、糸目を消すために黒色うるしを3回、乾漆粉を接着するのにウレタン1回、隙間を埋めるのに2回、そして水研ぎ、さらにウレタンを1回と水研ぎ、そして仕上げにうるしの本透明を2回と水研ぎ・・・と合計で10回も塗ったことになります。かなり手間がかかりました

わたしのように乾燥が待てない人は、薄く塗ること(薄く何度も塗る方が厚く塗るより乾燥もはるかに早いし、仕上げもきれいです)とウレタンを要所要所で使うことで(うるしよりも乾燥が早いので)、少しは早く仕上がります。でも乾燥する前に重ね塗りすると塗装がしわになったりするようなので、ご注意ください。塗装も慣れてくると、一回の作業が準備から片づけまで10~15分ほどしかかかりませんので、朝と夜に塗って、昼と夜中に乾燥させれば、作業が結構進みます。
ところでこの竿掛けはテーパーのない竹なので、どちらかというと玉網の柄向きだったかもしれません。改造しようかな・・・

2012年04月18日
竿掛けの製作 (前編)
4月17日(火)
へら釣りを始めたのが年末の12月、そしてへら道具の製作を始めたのも12月。何もわからない中、始めて作ったのがこちらの竿掛けです。がんばって作ったのですが、今見ると、竹の曲がりは上手く取れてないし、火入れの焼きもムラだらけ。節は抜いてないので重く、込みの作りもガタつきあり。その上、塗りも適当、選んだ竹も節間が長く、節も出っぱっていてブサイク・・・と、まあ使っているのもはずかしくなってきました
・・・ので、新しく作ることにしました
。
管理池用に90cm程度の短めのものを製作したいと思います。万力との継ぎ口の塗装は、前回3号竿の握り手に籐と乾漆粉(本漆ではなく合成うるしの粉)を使いましたが、いくつか改善できそうな点があったので、それを試してみたいと思います。
【竹材選定】
竹材は、前回購入したホームセンター竹(直径15mm程度、篠竹10本入350円程度)の残りから探しました。そして、表面は少々傷みがあり、テーパーがほとんどないのが難点ですが、節間も長くなく、節も低い矢竹のような一本を発見
。90cmで6節なので、まあ良い感じです。
【火入れ】
弓型に曲がっていましたので、火入れは結構苦労しましたが、三度やって、なんとか使える程度にはまっすぐに。曲がりを取るには、竹を火で炙ってやわらかくしてから、矯め木(下写真)という道具を使って矯正するのですが、なかなか難しい作業です。まずすべて節間をまっすぐに、その後節前後の曲がりを取ると上手くいくようです。

この矯め木、作るのは簡単です。竹の太さに合わせて何種類か必要になります。太い用は木もしっかりしたものを選ばないと折れそうになります。ちなみにわたしのは折れそうです・・・
。
火入れはキッチンの普通のガスコンロの上に耐火レンガを二つ乗せてやってます。下の写真のような感じです(写真の竹は今回のものではありません)。

【節抜き】
火入れのあとは節抜きです。錐をベンチバイス(万力)に挟んで、竹を両手のひらで挟み、キリモミのようにすると簡単に節が抜けます。この節抜き用の錐は先日記事にした平キリ製作とまったく作り方は同じですが、長さ1m、直径2.5~3mmのピアノ線を使い、両端に0.5mm差で刃を付けています。刃の形は平キリよりも穴を開けやすいように細長く作りました。4.5mm~8mmまで、0.5mm毎に8タイプ(4本)製作しました(8mmのものは3mmのピアノ線では細くてたたくと薄くなり過ぎるので、作りやすい平キリと同じ刃型になっています)。

【下処理】
枝が出ていた節の芽を電動ルーターを使ってきれいに、そして塗装がのるように竹全体の表面を600番程度のサンドペーパーでさっと水研ぎしました。また、糸を巻くところをナイフを使って、竹表面を削ります。削ると言っても、刃をあててスーッとこする感じです。キシャギというそうです。
【糸巻きと込み口削り】
面倒なので仮巻きはせずに、本番の糸や籐を巻いて、マスキングテープでほどけないように端をとめてから、込み口を削りました。込み口は、弓と万力の込みにあわせて開けますが、前回作成した平キリは、竿用に7.6mm程度までしか作っていなかったので、今回は木工用ドリルと棒ヤスリを使って削りました。

【塗装1日目】
本来なら下塗りのウレタン塗装から始めるのですが、籐部分は隙間にウレタンが入りこむと籐の隙間にうるしを入れ込むスペースがなくなり、3号竿の時のように塗りにムラがでるので、先に籐部分から塗りました。うるしは透と本透明に少量の黒を混ぜました。両サイドをマスキングテープでとめて、2時間ほどして表面が固まってきた頃にテープを剥がし、つまようじを使って際の処理をしました。結構きれいにできました。

次に続けて、糸巻き部分は糸決め(糸を固める目的)のために、竹表面がでている胴部分は下塗りのためにウレタンを薄く塗りました。ウレタンは一般的には2液性が良いとのことですが、面倒なので、1液性を愛用しています。そして数時間乾燥させてから(薄塗りなのですぐ乾く)、口糸巻き部分と節の芽部分には黒色のうるしを塗り、1日程度乾燥です。なお、塗装や乾燥は風呂場を使っています。ホコリが少ない上に換気扇もあり、また浴室乾燥をONにすると乾きも早く最高です
。

【塗装2日目】
そして、2日目の塗装です。今回は口糸巻き部分と籐部分に前回同様の色を、そして胴部分に透明と本透明のうるしを混ぜたものを塗りました。なんとなく雰囲気がでてきました。

本当は、1日待つつもりだったのですが、いつもの如く、待てず・・・
。半日乾燥させたので、まず胴に透明を塗りました。そして次に口糸巻き部分にまず黒色を塗り、その上から乾漆粉を混ぜたものをパラパラと・・・。最後は紙で押さえて、しっかりと粉をうるしにつけます。

見てお分かりのように、色が超ケバイ
。前回、赤色が少な過ぎて、イメージと違ったので、今回は赤を大量に入れたんですが、入れ過ぎたかも・・・。おまけに丁寧に粉を撒きすぎて隙間がなく、下地の黒色が見えない・・・
。でも、これはこれでええっか~と、しばらく乾燥させました。・・・が、少し下地を出せないかなと表面をそっと擦ると、なんとボロボロと粉が落ちるではありませんか・・・
。どうやら黒のうるしを少し薄めて塗ったのがいけなかったようで、粘度が落ちてしっかりとひっついていないようです。
少しハゲてしまった場所もあり、「もうこうなったら、全部落としたろ~
」とやってしまいました
。そして、全部は取れなかったので、サンドペーパーで水研ぎしました。

まだ少し粉が残ってますが、これ以上研ぐと糸まで到達してしまうので、ここらでやめて、再度黒色を塗って原状回復。ちょっと焦りましたが、何とか元通りになりました
。
さて、続きをやりたいところですが、しばらく時間がないので、週末以降に・・・
。後編はこちら。
へら釣りを始めたのが年末の12月、そしてへら道具の製作を始めたのも12月。何もわからない中、始めて作ったのがこちらの竿掛けです。がんばって作ったのですが、今見ると、竹の曲がりは上手く取れてないし、火入れの焼きもムラだらけ。節は抜いてないので重く、込みの作りもガタつきあり。その上、塗りも適当、選んだ竹も節間が長く、節も出っぱっていてブサイク・・・と、まあ使っているのもはずかしくなってきました


管理池用に90cm程度の短めのものを製作したいと思います。万力との継ぎ口の塗装は、前回3号竿の握り手に籐と乾漆粉(本漆ではなく合成うるしの粉)を使いましたが、いくつか改善できそうな点があったので、それを試してみたいと思います。
【竹材選定】
竹材は、前回購入したホームセンター竹(直径15mm程度、篠竹10本入350円程度)の残りから探しました。そして、表面は少々傷みがあり、テーパーがほとんどないのが難点ですが、節間も長くなく、節も低い矢竹のような一本を発見

【火入れ】
弓型に曲がっていましたので、火入れは結構苦労しましたが、三度やって、なんとか使える程度にはまっすぐに。曲がりを取るには、竹を火で炙ってやわらかくしてから、矯め木(下写真)という道具を使って矯正するのですが、なかなか難しい作業です。まずすべて節間をまっすぐに、その後節前後の曲がりを取ると上手くいくようです。

この矯め木、作るのは簡単です。竹の太さに合わせて何種類か必要になります。太い用は木もしっかりしたものを選ばないと折れそうになります。ちなみにわたしのは折れそうです・・・

火入れはキッチンの普通のガスコンロの上に耐火レンガを二つ乗せてやってます。下の写真のような感じです(写真の竹は今回のものではありません)。

【節抜き】
火入れのあとは節抜きです。錐をベンチバイス(万力)に挟んで、竹を両手のひらで挟み、キリモミのようにすると簡単に節が抜けます。この節抜き用の錐は先日記事にした平キリ製作とまったく作り方は同じですが、長さ1m、直径2.5~3mmのピアノ線を使い、両端に0.5mm差で刃を付けています。刃の形は平キリよりも穴を開けやすいように細長く作りました。4.5mm~8mmまで、0.5mm毎に8タイプ(4本)製作しました(8mmのものは3mmのピアノ線では細くてたたくと薄くなり過ぎるので、作りやすい平キリと同じ刃型になっています)。

【下処理】
枝が出ていた節の芽を電動ルーターを使ってきれいに、そして塗装がのるように竹全体の表面を600番程度のサンドペーパーでさっと水研ぎしました。また、糸を巻くところをナイフを使って、竹表面を削ります。削ると言っても、刃をあててスーッとこする感じです。キシャギというそうです。
【糸巻きと込み口削り】
面倒なので仮巻きはせずに、本番の糸や籐を巻いて、マスキングテープでほどけないように端をとめてから、込み口を削りました。込み口は、弓と万力の込みにあわせて開けますが、前回作成した平キリは、竿用に7.6mm程度までしか作っていなかったので、今回は木工用ドリルと棒ヤスリを使って削りました。

【塗装1日目】
本来なら下塗りのウレタン塗装から始めるのですが、籐部分は隙間にウレタンが入りこむと籐の隙間にうるしを入れ込むスペースがなくなり、3号竿の時のように塗りにムラがでるので、先に籐部分から塗りました。うるしは透と本透明に少量の黒を混ぜました。両サイドをマスキングテープでとめて、2時間ほどして表面が固まってきた頃にテープを剥がし、つまようじを使って際の処理をしました。結構きれいにできました。

次に続けて、糸巻き部分は糸決め(糸を固める目的)のために、竹表面がでている胴部分は下塗りのためにウレタンを薄く塗りました。ウレタンは一般的には2液性が良いとのことですが、面倒なので、1液性を愛用しています。そして数時間乾燥させてから(薄塗りなのですぐ乾く)、口糸巻き部分と節の芽部分には黒色のうるしを塗り、1日程度乾燥です。なお、塗装や乾燥は風呂場を使っています。ホコリが少ない上に換気扇もあり、また浴室乾燥をONにすると乾きも早く最高です


【塗装2日目】
そして、2日目の塗装です。今回は口糸巻き部分と籐部分に前回同様の色を、そして胴部分に透明と本透明のうるしを混ぜたものを塗りました。なんとなく雰囲気がでてきました。

本当は、1日待つつもりだったのですが、いつもの如く、待てず・・・


見てお分かりのように、色が超ケバイ



少しハゲてしまった場所もあり、「もうこうなったら、全部落としたろ~



まだ少し粉が残ってますが、これ以上研ぐと糸まで到達してしまうので、ここらでやめて、再度黒色を塗って原状回復。ちょっと焦りましたが、何とか元通りになりました

さて、続きをやりたいところですが、しばらく時間がないので、週末以降に・・・

2012年04月10日
3号竿完成
4月10日(火)
先日より作っていた3号竿ですが・・・
3番「穂持ち下」を節抜きの最中に割るというアクシデント
にもめげず
、なんとか代わりの竹を探して、最後まで完成できました
。
ホームセンターで売っている園芸用の竹で作った、いわゆる園芸竿です
。これでも普通に魚は釣れるんです
。まずは全体写真
。

穂持ち下の3番と手元の4番は竹の表面がかなり荒れていたのと、ヒビらしきものがあったので、中間部分にも糸を巻き「アラ隠し兼補強」としました。
穂持ちの2番は節を削って、その部分は糸を巻き補強、上3/4は黒塗りにしました。穂先は2号竿のものを短く切って流用、ただし込み部分を作る際に竹の表皮を残そうと片側に偏って削ったために、穂持ちに少し傾いて刺さってしまいます
。ま、愛嬌です
。しばらく使ってみて、まだまだ使えそうな竿だと思ったら、後に穂先を新調します。
次に上部の写真
です。

割ってしまった穂持ち下の3番はまっすぐで良い竹だったんでが、なんとか選んだ代わりの竹は、写真の矢印のところで節がずれているのがわかると思います
。これは火入れをしてもまっすぐにできないやつなので、仕方ないです。このせいで節も抜けませんので、穂先のみ手元に収納する3本仕舞いになってます。
最後に握り手の写真です
。

作り方はこの前の記事で書きましたが、乾漆粉を使ってみました。赤色がもう少しでるはずだったのですが、混ぜる量が少な過ぎて、ほとんどわかりません・・・
。あと、籐を巻く時に強化のために下にエポキシボンドを塗ってから巻いたのですが、そのエポキシが籐の隙間に一部入ってしまい、後ほど上から黒うるしを塗っても隙間に色がつかず、まだらになってしまいました・・・
。
まだまだ人に見せられるレベルではありませんが、ボチボチと工具も揃ってきたし、竹も集めつつあるので、その内に4号竿も作りたいと思います
。ま、その前にタモの柄と竿掛けですが、前回は竿作りの練習も兼ねて、適当に作ってみたので、もう少しましなやつを作りなおしたいと思っています。
竿作り、なかなかおもしろいです
。
先日より作っていた3号竿ですが・・・

3番「穂持ち下」を節抜きの最中に割るというアクシデント



ホームセンターで売っている園芸用の竹で作った、いわゆる園芸竿です




穂持ち下の3番と手元の4番は竹の表面がかなり荒れていたのと、ヒビらしきものがあったので、中間部分にも糸を巻き「アラ隠し兼補強」としました。
穂持ちの2番は節を削って、その部分は糸を巻き補強、上3/4は黒塗りにしました。穂先は2号竿のものを短く切って流用、ただし込み部分を作る際に竹の表皮を残そうと片側に偏って削ったために、穂持ちに少し傾いて刺さってしまいます


次に上部の写真


割ってしまった穂持ち下の3番はまっすぐで良い竹だったんでが、なんとか選んだ代わりの竹は、写真の矢印のところで節がずれているのがわかると思います

最後に握り手の写真です


作り方はこの前の記事で書きましたが、乾漆粉を使ってみました。赤色がもう少しでるはずだったのですが、混ぜる量が少な過ぎて、ほとんどわかりません・・・


まだまだ人に見せられるレベルではありませんが、ボチボチと工具も揃ってきたし、竹も集めつつあるので、その内に4号竿も作りたいと思います

竿作り、なかなかおもしろいです

タグ :3号竿
2012年04月04日
3号竿 握り手
4月4日(水)
3号竿の握り手ですが、シンプルに籐と糸巻きでいこうと思っていたのですが、ネットを見ていると乾漆粉というのを使った塗りがあり、なかなか魅力的だったので、試してみることにしました
。
赤・黄・緑の乾漆粉をお店で探しましたが、赤と緑しか見つけられず
。黄色も欲しかったので、本漆の乾漆粉の作り方を調べて真似して作ることに・・・・。適当なガラス板がなかったので、お酒のワンカップのビンを使用して、合成うるしの黄色を薄く塗り、翌日にある程度乾燥後、お湯に付けてから(必要ないかもしれません)、そーっと鉄定規で剥がすといとも簡単に・・・
。

接着面はまだベトツキ感がありましたので、半日ほど乾燥させ、これを粉々に砕いて、完成
。今回使う粉は金粉も含めて以下のとおり。

乾漆粉を塗る前の握り手は下の写真のような感じです。すでに両サイドの籐には、黒うるしを3度ほど塗って乾燥させた後、平らになるようにサンドペーパーで水研ぎしてます。中央部分は、糸を巻き、その上から糸目が見えなくなるまで、黒うるしを4度塗っています。この部分に乾漆粉を付けることにしてます。

まず、籐部分にマスキングテープを張ります。そして、中央部分に接着剤の役割&背景色のために黒うるしを塗り、表面が乾く前に、乾漆粉を振りかけます。乾漆粉は事前に混ぜておきました。緑10に対して、赤・黄・金、すべて2の割合で入れました。混ぜたときには赤も結構目立っていたのですが、実際に塗るとほとんど見えなくなってしまいました
。写真では金色はあまり光っていないようですが、実際には金色がピカピカそして黄色が目立ちます(ケバイです・・・
)。

そして、1日乾燥後、ウレタンを上から塗って定着させます。そして、また乾燥。1日は待てず
、12時間程度で、マスキングテープをはずし、水研ぎ。

そして、両サイドの籐の部分にうるしの透明に黒を少し混ぜて塗りました。

もう、完成間近です
。ややアンティークな雰囲気になってきました。赤がもう少し出てるとイメージどおりだったのですが、まあ次回の課題です。これからは、あともう一度籐部分に透明を塗って乾燥、そして握り手全体にウレタンを2度ほどかけて、最後にウレタンのテカテカを少し曇らせて出来上がりって感じです。乾漆粉の部分にもう少し透明感がでることになるので、どんな感じになるか楽しみです。この続きは、竿の完成の時に・・・
。
3号竿の握り手ですが、シンプルに籐と糸巻きでいこうと思っていたのですが、ネットを見ていると乾漆粉というのを使った塗りがあり、なかなか魅力的だったので、試してみることにしました

赤・黄・緑の乾漆粉をお店で探しましたが、赤と緑しか見つけられず



接着面はまだベトツキ感がありましたので、半日ほど乾燥させ、これを粉々に砕いて、完成


乾漆粉を塗る前の握り手は下の写真のような感じです。すでに両サイドの籐には、黒うるしを3度ほど塗って乾燥させた後、平らになるようにサンドペーパーで水研ぎしてます。中央部分は、糸を巻き、その上から糸目が見えなくなるまで、黒うるしを4度塗っています。この部分に乾漆粉を付けることにしてます。

まず、籐部分にマスキングテープを張ります。そして、中央部分に接着剤の役割&背景色のために黒うるしを塗り、表面が乾く前に、乾漆粉を振りかけます。乾漆粉は事前に混ぜておきました。緑10に対して、赤・黄・金、すべて2の割合で入れました。混ぜたときには赤も結構目立っていたのですが、実際に塗るとほとんど見えなくなってしまいました



そして、1日乾燥後、ウレタンを上から塗って定着させます。そして、また乾燥。1日は待てず


そして、両サイドの籐の部分にうるしの透明に黒を少し混ぜて塗りました。

もう、完成間近です


2012年03月28日
3号竿のその後
3月28日(水)
先日、バキッといった製作中の3号竿ですが、結局へなへなの在庫竹を再度見直し、なんとか使えそうなものを見つけて、3番(穂持ち下)のみの入れ替えができることになりました
。ただし、手元の4番との込みはサイズが合っているのですが、穂持ちの2番の込みに対しては、少し先径が太いです。前回の竹よりテーパーが小さいんですが、まあいっか~ということで・・・
。
ただ、節が一部裂けていたり
、また竹表面がかなり傷んでいるので
、そこを隠すためにも節を削り、節巻きにしました。それにあわせて手元の4番も糸を巻きました。糸を巻く作業は大変なんですが、糸巻きの治具を作ったので、作業も結構スムーズにいきました。そして、握り手を新聞紙で作り、瞬間接着剤で固めて、その上から籐と糸を巻きました。あとは塗装をするだけです
。

2番の穂持ちは上部2/3はすべて黒うるしで塗る予定です。握り手は、どんな装飾にしようかと考えていますが、シンプルにそのままいってしまうかもしれません。
まあ、一歩前進ということで・・・
先日、バキッといった製作中の3号竿ですが、結局へなへなの在庫竹を再度見直し、なんとか使えそうなものを見つけて、3番(穂持ち下)のみの入れ替えができることになりました


ただ、節が一部裂けていたり




2番の穂持ちは上部2/3はすべて黒うるしで塗る予定です。握り手は、どんな装飾にしようかと考えていますが、シンプルにそのままいってしまうかもしれません。
まあ、一歩前進ということで・・・

タグ :3号竿
2012年03月23日
3号竿が・・・
3月23日(金)
明日もまた雨で荒れ模様。ここのところ土曜日はずっと荒れ模様なので、全然磯にいけてません。そろそろグレも一旦終了なので、行ってみたかったのですが・・・
。
=======================================
さて、この前の祝日の火曜日ですが、日曜に平キリを作ったので、3号竿の製作に実際に使用してみました
。
まず♂の込みの方を平ヤスリで削ってはノギスで測りを繰り返して、予定通りのテーパーに仕上げました。平ヤスリは金属用を使っていますが、よく切れるというやつを1500円程度で先日購入しましたが、やはりよく切れるのは、作業がやりやすいです。
そして、次に込み口の製作です。糸巻きはすでに終わっていますので、平キリを使って細いのから順に穴を開けていきました。そして込みの先径と同じ大きさで穴をあけた後は、それより0.2mm大きいもので、4/5の深さまで、さらに0.2mm大きいもので3/5、・・・と段をつけます。最後に棒ヤスリで段差を削り、テーパーがある穴が完成します。最後に込みを差し、調整して完成です
。


ここまでほんとスムーズに作業がすすみました。全部を継いでみて、若干の曲がりを火入れして修正。あとは、握り手を作るのと塗りをするだけです
。
しかし、ここにきて欲がでました
。予定では穂先を4番の中に収め、2番、3番はそのままで3本仕舞いとすことにしていましたが、あまりにスムーズにここまできたので、2番を4番に収め、1番を3番に収める一般的な2本仕舞いにしたくなったのです。そして、3番の節抜きをすることにしました。これも順調に進み、後1節ぬけば終了となりました。・・・が、そこで油断してしまい、強引に力を入れたために、
「バキッ・・・
」
ここで落ち着いて節抜き用のキリを抜けば、まだ被害は少なかったのですが、あせってしまい
これまた強引に引き抜いてしまいました
。すると再び、
「バキバキッ・・・
」
暗がりで作業をしていたのですが、家の中に持って入ってよく見ると、竹にヒビが2箇所も、しかも節を超えてほぼ端から端まで・・・
。
これがまだ手元の4番だったら、適当な竹を見つけてやり直せばいいのですが、3番というのは上は2番と、下は4番とサイズをミリ以下の単位で合わせているので、上下両方のサイズに合う同じような太さとテーパーの竹を探すのは無理です。家にあるヘナヘナの竹を何度もみましたが、フィットするものはやはりなし。この3番は小節で特に気に入っていたので、ダメージ大です
。
方法は2つ。3番、4番と2本入れ替えるか、割れの入った3番を糸でぐるぐる巻きにして修理するかです。どちらにするか現在、悩み中です
。
明日もまた雨で荒れ模様。ここのところ土曜日はずっと荒れ模様なので、全然磯にいけてません。そろそろグレも一旦終了なので、行ってみたかったのですが・・・

=======================================
さて、この前の祝日の火曜日ですが、日曜に平キリを作ったので、3号竿の製作に実際に使用してみました

まず♂の込みの方を平ヤスリで削ってはノギスで測りを繰り返して、予定通りのテーパーに仕上げました。平ヤスリは金属用を使っていますが、よく切れるというやつを1500円程度で先日購入しましたが、やはりよく切れるのは、作業がやりやすいです。
そして、次に込み口の製作です。糸巻きはすでに終わっていますので、平キリを使って細いのから順に穴を開けていきました。そして込みの先径と同じ大きさで穴をあけた後は、それより0.2mm大きいもので、4/5の深さまで、さらに0.2mm大きいもので3/5、・・・と段をつけます。最後に棒ヤスリで段差を削り、テーパーがある穴が完成します。最後に込みを差し、調整して完成です



ここまでほんとスムーズに作業がすすみました。全部を継いでみて、若干の曲がりを火入れして修正。あとは、握り手を作るのと塗りをするだけです

しかし、ここにきて欲がでました

「バキッ・・・

ここで落ち着いて節抜き用のキリを抜けば、まだ被害は少なかったのですが、あせってしまい


「バキバキッ・・・

暗がりで作業をしていたのですが、家の中に持って入ってよく見ると、竹にヒビが2箇所も、しかも節を超えてほぼ端から端まで・・・

これがまだ手元の4番だったら、適当な竹を見つけてやり直せばいいのですが、3番というのは上は2番と、下は4番とサイズをミリ以下の単位で合わせているので、上下両方のサイズに合う同じような太さとテーパーの竹を探すのは無理です。家にあるヘナヘナの竹を何度もみましたが、フィットするものはやはりなし。この3番は小節で特に気に入っていたので、ダメージ大です


方法は2つ。3番、4番と2本入れ替えるか、割れの入った3番を糸でぐるぐる巻きにして修理するかです。どちらにするか現在、悩み中です

タグ :3号竿
2012年03月21日
平キリの製作
3月18日(日)
今週末は雨
&荒れ模様
。その上に風邪菌がお腹に入り、トイレから離れられません
。そうです、こんな時は無理に釣りに行かず、家族サービスのチャンス到来
・・・ということで、嫁さんの実家へ行きました。一応、暇つぶしに(・・・
)工作道具も持って行きました。そして・・・
こんなものを作ってしまいました
。

平キリ(葉錐)セットです。これを電動ドリルにセットして竿の込み口を削るのに使います。3号竿に必要なサイズを2mm0.2mm毎に作りました。
使用した材料と工具類はこちらです。

上から、材料のドリルロッド棒(SK-4、1mm~4mm)、ノギス、ダイアモンドヤスリ(平型)、電動ルーター(ダイヤモンドヤスリをセット)、トーチ、ハンマー、万力(アンビル付)です。これを嫁さんの実家にもって行き、雨
が降る中、屋根のある駐車場にて、トーチで鉄を焼き、ハンマーで叩き、電動ルーターで削るという作業をひっそりと行いました
(焼き入れと焼きなましは家に戻ってやりました)。
雨が止んだ後は、子供を連れて近くまでお散歩
。

前回来た時にちょっとした竹やぶを見つけていたので、そちらへ行ってみました
。・・・が、へら竿に使えそうな竹ではなさそうでした。
・・・ってことで、なかなか充実した家族サービスでした・・・
(自分へのサービスか・・・
)。
今週末は雨





こんなものを作ってしまいました


平キリ(葉錐)セットです。これを電動ドリルにセットして竿の込み口を削るのに使います。3号竿に必要なサイズを
使用した材料と工具類はこちらです。

上から、材料のドリルロッド棒(SK-4、1mm~4mm)、ノギス、ダイアモンドヤスリ(平型)、電動ルーター(ダイヤモンドヤスリをセット)、トーチ、ハンマー、万力(アンビル付)です。これを嫁さんの実家にもって行き、雨


雨が止んだ後は、子供を連れて近くまでお散歩



前回来た時にちょっとした竹やぶを見つけていたので、そちらへ行ってみました

・・・ってことで、なかなか充実した家族サービスでした・・・


2012年03月13日
竿3号プロジェクト始動
3月13日(火)
先日修理した竿2号ですが、その後一度使用し、問題なく使えました。ただ、やはり竹がやわらかすぎるので、どこまで耐えられるか家でテストしてたんです。すると再び同じ込みのところが、
「バキッ
・・・
」
もう、修理するより新たな竿を作ることにしました。竿3号プロジェクトの始動です
。
今回も8尺です。前回の敗因はまず素材にあり
・・・ということで、素材を厳選しました
。ただし、高級な竿用の竹素材ではなく、いつもの園芸用のちょっと干からびた竹+嫁さんの実家近くで拾った細い竹(おそらく普通の女竹)です
。できるだけ節間の詰まったもので、節から出ていた枝の切り後が目立たない部分を選びました。また、あまりテーパーの効いてない竹なので、前回のように3本継ぎではなく、4本継ぎにして、全体としてテーパーがでるようにしました。穂先は竿2号のものを流用し、短く切って使うことにしました。

火入れ、生地組み、中抜きまで、完了しました
。中抜きは3番の竹を割るのを恐れたので、現時点ではとりあえず手元の4番だけにして、穂持ち(2番)の収納はあきらめ、穂先(1番)のみ納めることにしました。写真の手元用の竹ですが、竿尻側が欲しい長さより少し短かったので、尻栓を長めに竹で作り、印籠継ぎとしました(どうせ握りで隠れる部分なので)。また、ほぼ中央部分にひび割れと疑われる縦傷がありましたので、念のためこの部分には上からエポキシを塗って、糸を巻いて補強する予定です
。
これからまだ口糸巻き、込みや握り手の作り、塗りとまだまだ工程があります・・・。最後まで大きな失敗をすることなく、進めばいいのですが、失敗すると竹から探さないといけません。もう家に残っている竹はひょろひょろのJUNKばかりです・・・
。
成功を祈って、今宵は前祝いだ~
。
=======================================
以下、自身の記録のために竿サイズの詳細のメモです。
※ 予定竿長: 710+710+620+600-(90+80+70)=2,400(8尺)
※ 込み元径: 手元は握り手の先部分、他は各々の竿尻部から込み長さ戻った部分の太さ。
※ 込み先径: 各々の込みを削った時の竿尻部の太さ(目標)。
先日修理した竿2号ですが、その後一度使用し、問題なく使えました。ただ、やはり竹がやわらかすぎるので、どこまで耐えられるか家でテストしてたんです。すると再び同じ込みのところが、
「バキッ


もう、修理するより新たな竿を作ることにしました。竿3号プロジェクトの始動です

今回も8尺です。前回の敗因はまず素材にあり




火入れ、生地組み、中抜きまで、完了しました


これからまだ口糸巻き、込みや握り手の作り、塗りとまだまだ工程があります・・・。最後まで大きな失敗をすることなく、進めばいいのですが、失敗すると竹から探さないといけません。もう家に残っている竹はひょろひょろのJUNKばかりです・・・

成功を祈って、今宵は前祝いだ~


=======================================
以下、自身の記録のために竿サイズの詳細のメモです。
(長さ) | (込み口径) | (込み長) | (込み元径) | (込み先径) | |
手元(4番) | 710 | 8.7 | n/a | 10.0 | n/a |
穂持ち下(3番) | 710 | 6.6 | 90 | 7.6 | 6.7 |
穂持ち(2番) | 620 | 4.4 | 80 | 5.6 | 4.8 |
穂先(1番) | 600 | n/a | 70 | 3.6 | 2.9 |
※ 予定竿長: 710+710+620+600-(90+80+70)=2,400(8尺)
※ 込み元径: 手元は握り手の先部分、他は各々の竿尻部から込み長さ戻った部分の太さ。
※ 込み先径: 各々の込みを削った時の竿尻部の太さ(目標)。
タグ :竿3号
2012年03月06日
浮子ケース製作
3月5日(月)
土曜日は、磯の予定、海が荒れていたらへらのつもりでしたが、前夜に突如飲みのお誘いが・・・
。不覚にも飲み過ぎてしまい、土曜は二日酔い
。磯は早々にあきらめ、昼まで寝てなんとかへらには行こうと思っていましたが、頭痛と胃の不快感は取れず、釣りはあきらめました
。せめて、日曜日は子連れでへらに行こうかと思っておりましたが、雨
で、これも実現できず
。
・・・ということで、週末は工作することに
。浮子ケースの製作です。木材はホームセンターで、天板および底板用にアガチス600×90×3(長さ・幅・厚さ)を2枚、側面用にヒノキ910×15×9(同)を2本購入。それを切って組み立てました。

写真のように重ねた時の仕上がり寸法は、約380×90×36(長さ・幅・高さ)です。今回側面のヒノキは上下それぞれ15mmのものを使いましたが、本当は30mmのものを使って一旦箱を作り、それを真ん中でフタと底側に切断すると噛み合わせが揃い、また木材のクセが同じ方向になるので、上手く作れるようです。わたしの場合、それを知ったのが材料を購入した後だったこともあり、万力を乗せて、噛み合わせがフィットするように癖をつけました
。
天板と底板は木工用ボンドで張り付けただけなんですが、側面は強化するために竹串で2cmほどの釘をつくり、それを打ち込んでいます。

天板の余った材料とマット剤を使い、中の仕切り(ウキ尻を差し込むところやウキのトップを押さえるところ)を作りました。下の写真はウキ尻を差し込む部分です。マット材を2枚に重ねて、上になる方に三角の切りこみ(+縦の切りこみ)を入れています。

これら部材をセットして、木工部分は完了しました
。

試しにウキを入れてみると、なかなかいい感じです
。左右ともに上下7本ずつで合計28本。通常使用で33cmまで、片側の仕切りをはずすと最長35.5cmのウキまで入ります。
次に左右の接続ですが、一般的な蝶番と磁石を使おうと思いましたが、蝶番をきれいにつけるのは結構難しい上に、小型の蝶番に合う細い木ネジが見つからなかったので(普通の釘だとすぐに緩んでくるため)、全部磁石で付けることとしました。ただ、使い勝手が悪くなると嫌だなと思って、インターネットで調べてるとプロの作品でも全部磁石のものがあることを発見したので、安心して全部磁石でやることに・・・。使った磁石はこちら
。

100円ショップで購入。ピン型になっていますが、ニッパで挟んで力を入れると簡単に割れて、中の磁石だけでてきます。ビニール袋の中に手を入れてこの作業をやらないと、磁石やプラスティックの破片が飛んでいくので、ご注意を
。
そして、磁石をつける前に塗装しました。塗装は合成うるしの透と透明を混ぜて1度、本透明を1度、それぞれ拭き塗りをしました。乾燥後、磁石をつけます。一辺3個ずつ左右両面に付けますので、12個の穴を彫刻刀と電動ルーターを使って慎重に開けました。磁石の木部への接着は瞬間接着剤だと不安なので、2液性のエポキシを使いました。水色?緑?のマットは100円ショップの机用マット(発泡材のようなもの)です。

なかなかいい感じに仕上がりました
。磁石の開け閉めも横にずらすようにして開閉するととてもスムーズ。磁石も強力なので、しっかり閉まります。
次におまけですが、ウキもまだ大量に持って行くような釣りもしていないので、片側がハリスケースにもできればいいなと部品を作ってみました。ステンレスのパイプと今回の端材です。

これを組み立ててみるとこんな感じになります
。

まずはこれで実戦に投入してみます
。
土曜日は、磯の予定、海が荒れていたらへらのつもりでしたが、前夜に突如飲みのお誘いが・・・





・・・ということで、週末は工作することに


写真のように重ねた時の仕上がり寸法は、約380×90×36(長さ・幅・高さ)です。今回側面のヒノキは上下それぞれ15mmのものを使いましたが、本当は30mmのものを使って一旦箱を作り、それを真ん中でフタと底側に切断すると噛み合わせが揃い、また木材のクセが同じ方向になるので、上手く作れるようです。わたしの場合、それを知ったのが材料を購入した後だったこともあり、万力を乗せて、噛み合わせがフィットするように癖をつけました

天板と底板は木工用ボンドで張り付けただけなんですが、側面は強化するために竹串で2cmほどの釘をつくり、それを打ち込んでいます。

天板の余った材料とマット剤を使い、中の仕切り(ウキ尻を差し込むところやウキのトップを押さえるところ)を作りました。下の写真はウキ尻を差し込む部分です。マット材を2枚に重ねて、上になる方に三角の切りこみ(+縦の切りこみ)を入れています。

これら部材をセットして、木工部分は完了しました


試しにウキを入れてみると、なかなかいい感じです


次に左右の接続ですが、一般的な蝶番と磁石を使おうと思いましたが、蝶番をきれいにつけるのは結構難しい上に、小型の蝶番に合う細い木ネジが見つからなかったので(普通の釘だとすぐに緩んでくるため)、全部磁石で付けることとしました。ただ、使い勝手が悪くなると嫌だなと思って、インターネットで調べてるとプロの作品でも全部磁石のものがあることを発見したので、安心して全部磁石でやることに・・・。使った磁石はこちら


100円ショップで購入。ピン型になっていますが、ニッパで挟んで力を入れると簡単に割れて、中の磁石だけでてきます。ビニール袋の中に手を入れてこの作業をやらないと、磁石やプラスティックの破片が飛んでいくので、ご注意を

そして、磁石をつける前に塗装しました。塗装は合成うるしの透と透明を混ぜて1度、本透明を1度、それぞれ拭き塗りをしました。乾燥後、磁石をつけます。一辺3個ずつ左右両面に付けますので、12個の穴を彫刻刀と電動ルーターを使って慎重に開けました。磁石の木部への接着は瞬間接着剤だと不安なので、2液性のエポキシを使いました。水色?緑?のマットは100円ショップの机用マット(発泡材のようなもの)です。

なかなかいい感じに仕上がりました

次におまけですが、ウキもまだ大量に持って行くような釣りもしていないので、片側がハリスケースにもできればいいなと部品を作ってみました。ステンレスのパイプと今回の端材です。

これを組み立ててみるとこんな感じになります


まずはこれで実戦に投入してみます

タグ :浮子ケース
2012年03月02日
研ぎ出してみた!
3月2日(金)
前回竹脚のかやウキ2本を下塗りをあわせて6~7回合成うるしを塗った後、乾燥させていましたが、数日そのままにして十分に乾燥させる予定でした。しかし、やはり待ちきれず、「試作だからいいや」と次の日その日の夜には研ぎ出しをやってしまいました・・・
。水やすりは400番、600番、1000番を使いました。ドキドキしながら・・・
。そして研ぎ出しました。
「おおーっ、結構いけてるんちゃうん
」
思ったより、きれいに模様が出てました
。それから二晩。うるしの本透明を2度塗りして塗りは完了。こちらです。

ピッカピカ
。前回の竹片の試し塗りとは少し違う塗りをしています。「黒・赤・金
」・・・まるで某メーカーのまわし者のようです。
そして、トップのソリッドを切断の上、パイプトップの内径にあわせてデザインナイフとやすりで削り、ウキを完成させました
。

「おー、ワンダフル~!
」
ただ、このウキはちょっと傾いてるんです
。こんなに最初からうまくいくはずではなかったので、トップや脚が少し傾いたまま塗装をしてしまいました・・・
。
脚を瞬間接着剤を使って、いっきに固めるとこんなことになります。せめて接着する前に型をつけるか、あるいはやはり瞬間接着剤ではないものを使って、調整できる余地を残すかが必要です。まあ、次はそうしますです・・・ハイ
。
ところで、明日は晴れ
。久しぶりに磯に行きたいのですが、わたしの使っている天気予報では、強風予想・・・
。この強風予想の時に磯に行くと、だいたいとんでもない目にあうんです
。ただ、朝になると強風から弱風に変わっていることもあるので、明朝起きたとき次第かな・・・
。だめならヘラで、このウキ使ってきます・・・
。
前回竹脚のかやウキ2本を下塗りをあわせて6~7回合成うるしを塗った後、乾燥させていましたが、数日そのままにして十分に乾燥させる予定でした。しかし、やはり待ちきれず、「試作だからいいや」と


「おおーっ、結構いけてるんちゃうん

思ったより、きれいに模様が出てました


ピッカピカ


そして、トップのソリッドを切断の上、パイプトップの内径にあわせてデザインナイフとやすりで削り、ウキを完成させました


「おー、ワンダフル~!

ただ、このウキはちょっと傾いてるんです


脚を瞬間接着剤を使って、いっきに固めるとこんなことになります。せめて接着する前に型をつけるか、あるいはやはり瞬間接着剤ではないものを使って、調整できる余地を残すかが必要です。まあ、次はそうしますです・・・ハイ

ところで、明日は晴れ




